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働く環境を整備し、効果的なPRで採用成功!世代交代の波に立ち向かう

会社情報

・大阪ベンテック株式会社
東大阪に本社をもつ創業52年の老舗企業。
金属製品の加工を主軸に、商業ビルや学校、文化センターなどの大型施設で使用される装飾金物の製造を担う。
多様な分業体制が一般的な業界において、同社は一貫生産を武器に、他にはない利便性と信頼を築き上げている。高い品質管理と納品管理を強みに、顧客からの信頼も厚い。

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記事のポイント

インタビュー者紹介


駒澤 啓一郎さん(写真右)
大阪ベンテック代表取締役

一貫生産を強みに事業成長、課題は年齢層の偏り

ーー御社の事業内容について教えてください
駒澤:当社では金属製品の加工を行っており、主に商業ビルや学校、文化センターなどの大型施設に使用される装飾金物を製造しています。
また、電車の外壁や天井部品、設備関係の装置も手掛けています。

ーー事業成長の秘訣は何ですか?
駒澤:我々は一貫生産を行っており、他社が分業で行う工程を一括で請け負うことができる点が強みです。
これにより、元請けの納品管理や品質管理の負担を軽減することで、信頼を得ています。

ーー事業上の課題やこれまでの採用経緯について教えてください
駒澤:世代交代が進むにつれて、社内の年齢層に偏りが出るようになってきました。
特に管理者と作業者の年齢差が課題です。
今後も案件が増え続けることが予想されているなか、将来を見据えて採用活動を行っていく必要があると感じました。

ーー先々を見据えた意思決定だったんですね
駒澤:当社は平均年齢が44歳となっており、20代〜30代の社員も頑張ってくれています。ですが、中長期的な目線にたつと、若い年代の社員採用は重要な課題でした。

ーー求める人材像について教えてください
駒澤:経験の有無もありますが、やはり真面目な人物ですね。
仕事に対して意欲があれば、自然とまわりも声をかけやすくなります。

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待遇改善や自社PRに注力

ーー採用活動のなかで、日頃から大事にしている点はありますか?
駒澤:年間休日120日の早期実現を目指して、休日日数を引き上げたり、給与面を引き上げたりと、待遇面の改善を意識しています。
やみくもに給与をあげたり休日を増やすと会社が成り立たなくなりますが「今までこうだったから」では求職者は集まりません。
若い人たちの要望を聞きながら、経営的に無理のない範囲で待遇改善を進めています。

それでも大手並の条件にすることは難しいので、並行して新しいPRの取組も行っています。

ーー新しいPRの取り組みですか?
駒澤:HPを充実させたり、YouTubeに当社の動画を載せたりしています。
今後はTikTokの活用も検討しています。

ーーTikTokですか?
駒澤:踊ったりはしませんが、もう少し固い雰囲気で、当社の雰囲気が伝わるようにしたいと思っています。
トレンドはキャッチアップしつつも、会社としての軸はブラさないようにしています。


HPのトップにストーリー性の高い動画を配置

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社員定着のポイントは、ゆるいつながり

ーー社員の定着について意識している点などはありますか?
駒澤:社員とのつながりを持ち続けるようにしています。わかりやすいのはLINEですね。
LINEを知っている社員もおりますが、社員から連絡が来た場合に返信する形をとっています。例えば、子どもが生まれたとか、社員のご家族が亡くなった際に葬儀に参加すべきかどうかなど、個人的な相談があるときに対応しています。

ただし、あまりに頻繁に連絡を取りすぎると、中間管理職の立場があいまいになることもあるので、適度な距離感を保つことが大切だと考えています。それでも、社員とゆるやかにつながっていること自体が重要だと思っています。

他には、社員自身が、凄い仕事をしていると自覚してもらうようにしています。

ーー具体的にはどんな方法をとっていますか?
駒澤:当社では有名な商業施設の仕事も請けています。
例えばグラングリーン大阪は多くのメディアにも取り上げられていますが、当社も施工に関わっています。
こういった施設がオープンした時に、完成した施設の写真を送るようにしています。

ーーなるほど、自分が手掛けた仕事がどんなものか、完成した施設を見て実感できるようにしているんですね
駒澤:意外と、自分のやっている仕事の凄さって自分が一番わからないものです。
外部の方から高く評価されていても、社員にとっては日常なので、それを知ってもらうことで自分たちの仕事に誇りをもってもらいたいと思っています。

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分析機能を活用し、求人原稿の改善を積み重ねる

ーー助太刀社員を利用したきっかけを教えてください
駒澤:もともと当社ではツテで人を集めていました。
当社を気に入ってくれた社員が友人を紹介してくれて入社するケースが多くありました。
ですが、職人の採用についてはツテだけだと難しくなってきました。そこで外部の求人媒体を活用しようと考えました。

ーー助太刀社員で求人を募集する上で工夫した点はありますか?
駒澤:求人原稿に載せる写真を厳選しました。
助太刀社員では求人原稿の最初に写真が入るので、できるだけきれいで会社の雰囲気が伝わるような写真を用意するようにしました。


大阪ベンテック社の求人トップ

また、担当コンサルタントにアクセス解析をしてもらい、改善提案を受けながら求人原稿をブラッシュアップしていきました。

ーーアクセス解析はどんなものでしたか?
駒澤:当社の求人を見た求職者の数や興味を持った求職者の数もそうですが、求人原稿のどのあたりまで求職者に読まれていて、どのあたりで読まれなくなっているかなどの分析もしてくれました。

助太刀の担当コンサルタントは明るく前向きで、積極的に提案をしてくれるんですが、強引にはならないバランスがとても良かったです。

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若手社員の採用に成功!将来を見据えて採用活動を続ける

ーー結果、若手社員の採用につながったんですね。
駒澤:おかげでとてもいい若者が採用できました。
20歳で未経験ですが、真面目で仕事に前向きな青年です。溶接の技術を上げたいというモチベーションが高く、受け答えもしっかりしています。

ーー採用成功の要因を教えてください
駒澤:求める人物像を明確にしたことと、その人物が魅力を感じてくれるような求人を助太刀のコンサルタントと一緒に作っていったことですね。

ーーこれから期待することなどはありますか?
駒澤:ものづくりが好きということなので、先々は溶接全体部門のリーダー、更に生産管理、工場長といったキャリアを目指してほしいと思います。

ーー今後の採用や事業の展望を教えてください
駒澤:以前は、人が必要になった時に求人を募集すればいいと思っていましたが、そうすると年代によって人員構成にバラツキができてしまいます。
そのため、今後も定期採用を続けていきたいと思います。

ーー最後に一言お願いします
駒澤:いい出会いを作ってくれた助太刀には感謝しています。
ここから本人が頑張ってくれるかどうかは当社の努力しだいですので、本人とコミュニケーションを取りながら頑張っていきます。

転職者紹介


・砂川 叶夢さん
大阪出身、高校を卒業後、電気工事士としてキャリアをスタート。
その後、1年間のアルバイト期間を経て、現在は大阪ベンテックで溶接工として新たな一歩を踏み出す。
1社目の会社では電気工事士として働いていましたが、休日が少なく体力的に厳しかったこともあり退職しました。 その後、溶接の仕事に興味を持ち、溶接の求人を探して大阪ベンテックに出会いました。 自分の興味がある分野であること、未経験でもスタートできる環境であること、休日がしっかりしていることが大阪ベンテックに応募した理由です。 その後、面接を通じて社長の人柄や会社の雰囲気にも魅力を感じ、入社を決意しました。 いまは溶接工として、経験を積ませて頂いています。目標は会社のなかで一番、溶接が上手くなることです。

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この記事を書いた人

助太刀編集部

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助太刀ブログは職人と建設会社つなげるプラットフォームサービス「助太刀」から生まれた、 建設業の課題を解消するためヒントとなるメディアです。 最新のイベントやノウハウだけでなく建設業にかかわる人にとって価値のあるコンテンツをお届けしていきます。

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