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4ヶ月めから成果爆発!髙揚工業が語る採用成功の秘訣

会社情報

・髙揚工業株式会社
アミューズメント施設、ホテル、工場や病院などの大型施設に向けて、空調設備、電気設備、医療機器などの重量物搬入据付業務を、近畿一円にて行っている。高砂熱学工業をはじめとする大手サブコンやゼネコンを顧客にもち、重量物搬入据付においては業界トップシェアを誇る。

この記事のポイント


・新卒採用に挑戦するも定着は難しく、中途採用にシフトする必要性を感じる。
・建設業特化の助太刀社員を活用することで、建設業経験者の採用活動に成功。
・社員の世代交代を見据えた中長期的な採用計画を立て、安定した人材確保と社員育成を進める。

インタビュー者紹介

・小南 正成さん


髙揚工業株式会社 代表取締役社長
外部企業で4年の修行を経て、髙揚工業株式会社に入社。2代目として社長に就任する。

事業内容について

ーー御社の事業内容について教えてください 


小南:当社はアミューズメント施設、ホテル、工場、病院などの大型施設向けの空調機器、電気設備、医療機器などの重量物搬入据付設置、及び撤去を専門に行っています。近畿一円で展開しており、高砂熱学工業をはじめとする大手サブコンやゼネコンを顧客に持ち、業界トップシェアを誇っています。

利益はできるかぎり社員へ還元

ーー会社の魅力について教えてください 
小南 :当社の魅力は、まず社員の給与条件です。スキルや年数が上がるごとに昇給し、年収800万〜1000万円も可能です。現に社員30名中、5名が年収1000万円を超えています。
平均年収は750万円ほどで、家賃補助や光熱費補助、資格取得支援や免許の負担も行っています。

ーーそのほか、社員への福利厚生はなにかありますか? 
小南 :お中元やお歳暮、クリスマスプレゼントも全社員に分配しています。毎年、知り合いの葡萄園から葡萄を頂くので、すべて社員に分配しています。クリスマスには顧客との付き合いで購入したケーキを社員の子どもたちにプレゼントする形です。
また、消耗品費用として年間3万500円を支給しています。

ーー待遇面に力を入れているんですね。
小南:そもそも職人はいい仕事をして高い給与をもらうものだと思っていますので。もちろん、会社によってキャッシュフローなどの状況は違いますが、幸い、弊社はこのスタイルで昔から経営を続けています。

ーー人間関係を円滑にするために意識していることはありますか?
小南 :社員とのコミュニケーションを大切にしています。具体的には、食事を共にしたり定期的に話を聞いたりして、情報を得るようにしています。

採用活動の課題と取り組み


ーー事業上の課題やこれまでの採用経緯について教えてください 
小南:新卒採用も試みていましたが、学生感覚で入社して3年未満で辞めてしまうケースが多かったです。技術は教えることができるのですが、遅刻や欠勤なども多く、社会人としてのルールや基本的なマナーを覚えてもらうのに非常に時間がかかりました。
そのため、社会人経験のある中途採用にシフトしました。

ーー中途採用にあたって、どのような媒体を使いましたか?
小南:最初は大手の求人媒体を利用しましたが、建設業には弱く、建設業経験者がなかなか来ませんでした。一方で、助太刀は建設業に特化しているため、なにかしら建設業の経験のある応募者が多く、非常に助かりました。

ーー重量物搬入や据付業務の経験がない方も採用しているかと思いますが、育成にあたって工夫している点などはありますか?
小南:弊社の仕事はグループで行いますが、2〜3年の間隔でグループを固定しています。グループごとに作業のやり方が微妙に違うため、まずは2〜3年ほど同じグループでやり方を覚えてもらうようにしています。

ーーまずはそのグループのやり方をきちんと覚えてもらうんですね。
小南:一番よくないのは、短い間にいろんなチームをまわることです。そうなってしまうと、結局どのやり方も中途半端に身につけてしまうので。

ーー技術や知識が定着するまでにかかる期間が2〜3年なんですね。
小南:また、2〜3年経ったらグループ編成を必ず変えるようにしています。2〜3年たてば別のグループで新しいやり方を覚える土台ができてくるので、そのタイミングでグループ編成を変えるようにしています。


グループを固定して知識の定着を図る(髙揚工業様のHPより)

後半3ヶ月で4応募!建設業経験者の採用に成功!

ーー助太刀社員を使った結果はいかがでしたか?
小南:最初3ヶ月はなかなか成果が出ませんでしたが、その間にも助太刀の採用コンサルタントが求人の原稿を改善してくれていました。
そこで契約を3ヶ月延長したところ、求人の応募が一気に来るようになりました。


前半3ヶ月の求人トップ画面


後半3ヶ月の求人トップ画面。画像の差し替えやタイトルの改善などを実施。

ーー助太刀の採用コンサルタントのサポートはいかがでしたか?
小南:定期的に打ち合わせをしてくれて、求職者に刺さる文面を考えてくれたりと、細かい点まで改善を行ってくれました。
また、求人の原稿を作るにあたって、自社の強みを再発見することができたのも良かったです。

ーー助太刀を使って採用された社員について教えてください 
小南:助太刀を通じて入社頂いた方は、重量鳶として働いていた方です。弊社の仕事とも近いため、即戦力として期待しています。
他の社員との関係も良好なので、まずは仕事を続けていって頂きたいと思っています。

ーー今後の採用や事業の展望を教えてください 
小南 :社員の年齢層が上がってきているので、中長期的な入れ替わりを見据えて求人を継続していこうと思っています。
通常、建設業では社員が入社して戦力になるまでに数年の時間がかかります。そのため、中長期的な視点で採用活動を継続することが重要だと思います。

ーーある種の投資活動なんですね
小南:昔は採用に予算を割くなんて考えられないといった時代もありましたが、いまはそんな時代ではありません。
また、採用の予算を割くなら中途半端な金額ではなく、ある程度の金額を出さないと安物買いの銭失いになってしまいます。
時代の流れに合わせて、無理のない範囲で柔軟に方向性を変えていくことが大事だと思っています。

ーー時代に合わせて柔軟に変えていくことが大事なんですね
小南:そうですね。さきほど給与の話をしましたが、以前は弊社も年功序列が強い時期がありました。今はそれを緩和して実力を評価する方針に変えています。
また、お客様のリピート率を分析したりと、デジタル化や効率化にも着手しています。

ーーデジタル化にも力を入れているんですね
小南:昭和生まれ、昭和育ちのアナログ人間ですが、昭和から平成・令和と時代が移行し、私も常にアップデート出来る様、日々努力しております。
特に新しいものへの取り組みには知人・友人のご意見を大切にしチャレンジし続けております。
その中で古き良きものは更に良く、新しいものはチャレンジ、その双方のバランスを取りながら社員を大切にし、もっと強い組織を目指して頑張っていきます。

転職者の声


武山 さん(38歳)
西淀川区在住。前職では重量鳶を10年以上経験し、髙揚工業に入社。

ーー転職のきっかけを教えてください
武山:1年前くらいから漠然と転職先を探したりしていました。
前職の待遇に不満は無かったのですが、急な出張が多かったり、休みが前日に決まったりと、仕事が私生活に与える影響が大きい会社でした。
年齢的な面も考えて、6月くらいから本格的に転職活動を始めました。

ーー髙揚工業を選んだ理由を教えてください
武山:急な出張が少なく、休みの希望を出しやすい会社が第一でした。その上で、福利厚生や収入面のバランスを考えて髙揚工業を選びました。
また、同業者からの評判も良く、安定性もある会社だったため、髙揚工業を選びました。

ーー他の求人も見ていましたか?
武山:ネットでいくつか求人を見ていましたが、助太刀社員に掲載されていた髙揚工業の求人がいちばん印象に残っていたので、まずは髙揚工業に応募しました。そこで面接を受けて、そのまま髙揚工業に入社を決めました。

ーー入社の前後でギャップはありましたか?
武山:悪い意味のギャップは特になかったですね。社長の人柄も面接の時と同じ感じでしたし。
むしろ、仕事が早く終わったら定時前でも帰宅できたり、いい意味のギャップはありました。

ーー今後の目標を教えてください
武山:キャリア志向みたいなのはあまり好きじゃないので、目の前の仕事をみんなで協力して、早く終わらせていきたいと思っています。

担当コンサルタントより


柳 コンサルタント
髙揚工業株式会社を担当する際、まず注目したのは手当の具体的な詳細でした。未経験の転職者にとって、移動手当や消耗品手当などの情報が明確であることが重要です。また、昇給幅の高さも具体的な数字を示して強調しました。他社にはない光熱費補助などの強みは、特に目立つように工夫しています。 そのほか、求職者が安心して応募できるよう、教育体制についても詳細を追記しました。さらに、社員のリアルな声を掲載することで、求人情報の信頼性を高める狙いもありました。 加えて、高給与についても具体的なシナリオを用いてアピールしました。たとえば、20代でマイホームを持つことができるという実例を示し、年収の最高値がどこまで目指せるかを明確にしました。 これらの取り組みで、求人情報の魅力を高め、求職者にとってわかりやすく魅力的な情報提供を実現することができました。今後も、お客様のニーズに応じた最適な求人サービスを提供していきたいと思います。

この記事を書いた人

助太刀編集部

助太刀編集部

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