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【重量鳶・鉄骨鳶】「カジュアル面談」で応募のハードル下げ、経験者の採用に成功

会社情報


・株式会社奥井組
埼玉県入間市を拠点にし、運輸、物流、プラント機構など8つの事業を展開。お客様のニーズに合わせた最適なソリューションと高品質なサービスの提供をしている。

記事のポイント

  • 職人不足や2024年問題に対処するため、作業員の増員が必要。
  • 採用活動でスピード感を重視し、カジュアル面談や動画を活用して求職者にアプローチ。ネガティブな情報も全て開示する。
  • 鉄骨鳶、重量鳶経験者の採用に成功。将来的には職長としての活躍を期待。

インタビュー者紹介


・小山田 明宏さん
プラント機工事業部 統括部長


・目崎 琢也さん
プラント機工事業部 本社営業 営業課
積算担当 主任


・岸 正之さん(写真右)
総務部 人材開発課
課長

・齊藤 恵介さん(写真左)
総務部 人材開発課
課長代理

転職者紹介


・黒澤 雅紀さん
30歳、高校卒業後、工場や鉄工所にて鉄骨鳶、重量鳶、溶接などのお仕事を経た後、同職種にて株式会社奥井組に転職。
年子の2児の父。

ロケットから地域活動まで

ーー御社の事業内容について教えてください


小山田:弊社の事業はさまざまですが、なかでも代表的な事業として、ロケットブースターの運搬や飛行機の据付など、大型建造物の輸送があります。これは60年以上の歴史があり、お客様からも信頼を頂いております。

また、地域貢献活動として社員の子どもたちや地域の子どもたちを招いた会社見学も行っています。

地域の子どもたちに開講したペットボトル教室。

ーー会社の魅力について教えてください

小山田:弊社では働き方改革を去年の9月から始めており、社員の定着率を高めるための取り組みを行っています。具体的には、週休2日制の導入や時間外労働の削減を目指しています。また、地域貢献活動や資格支援制度も充実しており、社員がやりがいを感じられる環境を提供しています。

2024年問題に対応すべく、自社採用に注力

ーー事業上の課題やこれまでの採用経緯について教えてください

小山田:現在の課題は職人不足や2024年問題です。特に、仕事柄時間外労働がすぐに増えてしまう点が問題です。これを解決するために、作業員の増員を検討しています。自社で作業員を採用し、職長を育て、協力会社を担当してもらう形で規模を拡大したいと考えています。

ーー求める人材像について教えてください

小山田:求める人材は、ちょっと負けん気が強く、同じ年代の人よりもできるようになりたいという意欲を持った人です。面接では、やる気や過去の経験を自信を持って説明できるかどうかを重視しています。

カジュアル面談を取り入れミスマッチを防ぐ

ーー助太刀社員の活用で新しく取り組んだことなどありますか


小山田:カジュアル面談を取り入れました。応募者に対して、早朝や土日の出勤など、マイナスな部分も隠さずに伝えるようにしています。まずはざっくばらんな話をして、お互いの困り事や求めることを話し合うことを重視しています。

ーーその他、意識したことなどはありますか?

小山田:スピード感を大事にしています。応募者はいろんな会社を見ているため、1日遅れるだけで他の会社に行ってしまう可能性があります。応募があったらすぐにアプローチをかけ、一度遊びに来てもらう形で面接を進めています。

岸:従来、弊社では採用は総務が一括して行っていました。しかし、プラント機工事業部については、事業部に採用の窓口担当を任せ、求職者や助太刀のコンサルタントとスピーディかつ密にやりとりできる体制をつくりました。

ーー採用はどなたかが専任しているんですか?


目崎:私が採用の窓口になっていますが、採用専任ではなく、プラント機工事業部の仕事と兼任しています。求職者の方から反応が来たら、その日中には連絡をするようにしています。

齊藤:分業制もいい面はありますが、任せっきりになってしまうといったことも起きる可能性があります。人事だけでは現場の詳しい事までは把握しきれないこともあります。

そこで、プラント機工事業部についてはプラント機工事業部を窓口としながら、人事と連携を取る形にしています。

将来の職長候補を採用


ーー入社した社員さんの感想や魅力、期待していることを教えてください

小山田:他の社員から非常に良い評判を聞いています。現場でも積極的に動いてくれるため、職長としての役割を期待しています。特に、今回入社された黒澤さんは溶接の資格を持っている点が大きな強みです。

ーー助太刀を使った感想や、良かった点について教えてください

小山田:助太刀のスピード感には非常に満足しています。応募者の質も高く、実際に4名の採用ができました。カジュアル面談の提案や、応募者とのコミュニケーションの取り方についても助言をもらい、大変助かっています。

ーー今後の採用や事業の展望を教えてください

小山田:今後も継続的に助太刀を通じて募集を行っていきたいと考えています。特に、職人の質を上げることが重要だと考えており、しっかりとした職長を増やしてマーケットを広げていきたいです。企業として成長し続けるために、職人の質を高め、いい仕事をする組織体制を整えていきたいと考えています。

転職者の声(黒澤さん)

私はプラント業界で重量物の据付や溶接を経験し、その後鉄工所で鉄骨の組立や溶接を行ってきました。 しかし、家庭を持ち、子どもが生まれたことで、秩父市の工場から3時間かかる通勤が大きな課題になりました。家族と過ごせる時間がほとんど取れず、収入も月によって大きく変動する不安定さがありました。 そんな時、家の近くで安定した収入が得られる仕事を探し始め、偶然見つけた株式会社奥井組に興味を持ちました。奥井組はカジュアル面談を実施しており、カジュアル面談を通じて不安を払拭し、入社を決意しました。 今では、通勤時間が10分に短縮され、収入も安定しました。そして何よりも、子どもと過ごす時間が増えたことが一番嬉しいです。 これまでの経験を活かし、今後はさらなるスキルアップを目指しています。


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この記事を書いた人

助太刀編集部

助太刀編集部

助太刀ブログは職人と建設会社つなげるプラットフォームサービス「助太刀」から生まれた、 建設業の課題を解消するためヒントとなるメディアです。 最新のイベントやノウハウだけでなく建設業にかかわる人にとって価値のあるコンテンツをお届けしていきます。

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