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横浜の電気工事会社、職長経験10年の社員採用に成功

会社情報

・株式会社ENODEN
神奈川県川崎市に本社を置く電気工事会社。官公庁オフィスビル、工場などの施工を主とする。
令和2年度「横浜市建築局優良専門業者」を受賞し、安定的に事業を成長させている。

この記事のポイント

・1次請けをの現場を任せられる職長クラスの電気工事士を中長期的に育てたい。採用においては、電気工事士経験者を採用し、入社後に現場調整力を身に着けてもらいたい。
・過去に利用した採用媒体では、応募数は多いものの、電気工事士経験者に出会えなかった。
・経験者採用に目的を絞り、助太刀社員を活用、助太刀アプリ登録ユーザーを中心に展開。
・4名の応募を獲得し、電気工事士かつ現地調整力にも期待できる職長経験者の採用に成功。

インタビュー者紹介


・榎本 將孝さん
株式会社ENODEN 代表取締役

転職者紹介


・開米 光男さん
青森県出身。電気工事士。
23歳から友人の会社で電気工事の仕事を始め、3年後に上京。助太刀社員を活用して電気工事会社に転職成功。独立を目標に修行の日々を送る。 

官公庁・工場案件で安定成長、課題は若返り

ーーよろしくお願いします。まず、御社の事業内容について教えてください

榎本:神奈川県を中心に電気工事業を営んでいます。主に官公庁や大型の商業施設、工場の現場が多く、工期は1年くらい、1つの案件で社員・協力会社あわせて10名くらいが稼働しています。

ーー御社の事業の特徴を教えてください

榎本:弊社は社員数3名の会社ですが、1次請けの仕事が多いのが特徴です。1次請けの仕事は難易度が高く、スケジュールの調整や職人さんとのコミュニケーションも必要になりますが、事業を成長させるためには不可欠です。

ーー人材を確保する上で力を入れている点はありますか?


榎本:個々の技術ややる気に対して評価し、給与に反映されるようにしています。また、住宅補助も2万円を上限に導入しており、社員がモチベーション高く働いていけるように意識しています。

ーー事業の課題はありますか?

榎本:社内の平均年齢が上がってきたので、中期的な目線で若返りを図りたいと思っています。

ーーどんな人材を求めていましたか?

榎本:弊社の社員は3名で、1つの現場で協力会社を合わせて10名くらいの規模を請け負います。そこで、職長クラスで現場を広く見れる方や、元請けとの調整ができる方を求めていました。

そこで、まずは電気工事の実務経験がある方に入社頂いて、職長としてのスキルは入社後に学んでいただきたいと思っていました。

ーーいままでの採用活動について教えてください

榎本:過去に試した大手求人媒体だと、未経験の方は多く応募いただけるのですが、電気工事士の資格と経験をお持ちの方はなかなか見つかりませんでした。

ーー応募者は何人くらいいましたか?

榎本:30名~40名くらいの応募を頂きましたが、実際に面接に進んだ方は6名~7名でした。それも未経験の人材でした。

ーー未経験の応募者では難しいと感じましたか?

榎本:他の社員との相性を考えると、ちょっと難しいと感じました。

助太刀社員を活用、経験者の採用に成功

ーー助太刀社員を活用しようと思ったきっかけを教えてください

榎本:助太刀はもともと協力会社探しで活用しており、経験のある職人さんとつながることができていました。そこで、経験者の応募に期待して助太刀社員の活用を始めました。

ーー助太刀社員を活用して、結果はどうでしたか?

榎本:経験者4名からの応募があり、1人採用することができました。

ーー経験者4名の応募は凄いですね。

榎本:これは経験者が多い媒体の強みですね。いままで経験者の応募が全くなかったのが、助太刀社員を活用したことで経験者の応募がきました。

採用したのは独立希望の応募者

ーー今回、採用した開米さんの印象はいかがでしたか?

榎本:まず、電気工事士としての経験が15年あったこと、加えて職長経験が10年以上あったことが大きかったです。その上で、人柄もよく、成長意欲が高い人材でした。

ーー開米さんに期待している点を教えてください

榎本:前職では2次請けや3次請けの仕事を経験していますが、弊社では1次請けの仕事が主になります。また、官公庁の案件も多く、安全基準の違いなどから民間のやり方と異なる点も多くあります。そういった点を学んでもらえればと思います。

ーー今回、独立希望の方を採用した理由を教えて下さい

榎本:一定の技術に加え、人柄とやる気があったため、弊社の戦力になってくれるという点と、独立を応援したいという点がありました。

独立は難しい面も多くあります。まずは弊社の仕事を学ぶなかで、独立に必要な能力を身に着けてもらって、それでも希望するのであれば喜んで送り出したいと思います。

ーー独立に必要な能力はどのようなものだと思いますか?

榎本:できることの幅を広げる必要があると思います。職人としての技術だけではなく、民間でも官公庁でも対応できるようになる必要がありますし、他の職人さんとの調整も重要です。

ーー調整というのは具体的にどんなものでしょうか?

榎本:電気工事は施工のなかでも後の工程になりますので、工期が遅れるとその影響を強く受けます。そこで、前工程の職人さんにペースアップをお願いすることもありますし、短い納期で一気に施工を終えることもあります。その場合、助っ人で職人さんに入ってもらうこともありますが、費用も大きくなります。
経営者はそれらを踏まえたうえで、収益を出す必要があります。

ーー職人としての能力だけではなく、管理者としての能力も必要になるんですね。

榎本:弊社でこれらの経験を積んでもらい、その上で独立を希望するなら応援したいと思っています。

会社の代替わりを目指して


ーー今後の展望について教えてください


榎本:若手の採用を引き続き行いたいですね。弊社は地域でも高い評価を頂き、安定的に事業を成長させてきました。この会社を私の代で終わらさず、次世代につなげていきたいと思っています。

もし、開米さんが望むなら、独立ではなく弊社を承継するという道もあります。そこは本人の希望と能力次第ですね。

転職者の声

独立に向けて、他の会社を見てみたいと思って転職活動を始めました。 面接を受けるなかで、榎本社長に応援してもらい、働きながら独立に必要な能力を学べると言って頂いたことがENODENを選んだ決め手でした。 今は職長として現場を任せて頂いています。前職の仕事と異なることもありますが、仕事の幅を広げられるのでありがたいです。

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この記事を書いた人

助太刀編集部

助太刀編集部

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